スパイクチャレンジのヤジャンボ

ヤケアフタヌーン、ヤツハシです。
今回は、スパイクチャレンジに於いてのヤジャンボについて、考えていきます。
正直こいつかなりの頻度で使っているお陰でフォロワーさんにヤジャンボの人で認識されていそう()
以下の使用感、データなどは、
まの氏(@Yarty_mano)主催の仲間大会のものを参考にしています。

基礎データ

HP 攻撃 防御 特攻 特防 素早さ 合計
100 100 125 110 50 50 535
タイプ 特性
葉緑素/リーフガード/再生力
倍率 タイプ
×4
×2 炎、氷、毒、飛、虫
×1 無、闘、超、岩、霊、竜、悪、鋼、妖
×0.5 水、電、草、地
×0.25
×0

 

努力値

・H12 B244 C252
特殊で唯一受けられるウォッシュが環境にいないので基本はこれ。
H252 B4との指数差はたった930だが、耐久が余りにカツカツなので意味はある。
具体的には、意地ラオスのインファが35.16%から19.92%の乱2になる。
特殊耐久ジュラルドンになる点は注意。
・H252 B4 C252
ボルチェンに繰り出すならこちら。
再生力のお陰でボルチェンに投げてもほぼ無傷になる。
役立ちそうな場面としては、エレキの特化10万が、H12に比べ確2から9.77%の乱2になる。

持ち物

・拘り眼鏡
幾ら草の一貫性が低いとはいえ、C110の一致130持ちなので、眼鏡を持てば半減押しが可能となる。
また気合玉、ヘド爆が等倍負担としても使い易くなる。
技が役割対象から裏へ一貫する状況が多くないため、拘りのデメリットが重い点に注意。
・命の珠
再生力、低めの火力、撃ち分けしたい技範囲など非常に相性が良い、ように見えるが、耐久がギリギリ、何なら不足しているぐらいなので、反動で役割遂行に支障を来す。
それでも攻撃面で相性が良いのは事実なので、ラオス、バンギ辺りへの等倍受けをしないなら、むしろ第一候補になるだろう。
ゴツゴツメット
一番のメリットは襷ラオスへの役割を獲得できること。
ラオスやウオノラを岩勢がサイクル内でゴツメ2回圏内に入れてくれれば、鉢巻でもケアが利くようになる。
神器より余程安い点も良い。
但し裏への負担は上がらないので、崩し性能は微妙になる。
・その他火力アイテム
単純に火力不足で、ゴツメのような独自性もない。
神器を回す余裕がないとしても、素直にゴツメを使うべきだろう。

リーフストーム
一致最高火力。
物理型では種族値、技威力共に10下がること、役割対象の殆どがB>Dなことから、恐らく特殊型以外ありえない。
持ち物なしで無振り一撃ラオスが62.50%の乱1になる程度の火力。
・気合玉
ナットへの遂行技。
サブの中で一番威力が高いので、リフストの反動を嫌う場面などで雑に振ることもできる。
・ヘドロ爆弾
ゴリラへの遂行技。
キッス、草食マリルリにも刺さる。
眼鏡なら一貫技としても有用。
・原始の力
飛行への役割破壊技。
やたらに火力が低かったり、役割対象から一貫し辛かったりで微妙。
持ち物なしだとHサンダーに37.6〜44.7%と、火力がとても悲しい。

他に碌な技がないこと、冷静ではカバに抜かれることなどから、基本的に以上の4つで確定。
パワーウィップ
刺さる相手がいないのでゴミ。
・岩雪崩
無振り岩雪崩より特化原始の方が指数が高いのでゴミ。
地震
電気への遂行、炎への役割破壊技。
こいつで受けられる電気が殆どいないこと、仮想敵に等倍気合玉と確定数が変わらないことから微妙。
・叩き落とす
追加効果狙い。
特殊な負担を掛けられるが、無振り冷B確2なのでポリ2対策にはならない。
ほぼ確定とした4つ以外で唯一有用な技であり、使うなら原始かヘド爆と選択。

役割対象

ウーラオス(鉢巻以外)、ガブリアスナットレイドリュウズバンギラスマリルリ、ゴリランダー、カバルドン、ウオノラゴン、ギャラドスドサイドン

使用感

シリーズ7からの変化

プラス面
マッシブーンカプ・ブルル出禁
一応の差別化点はあるものの、役割範囲が似通っており、準伝故の数値の高さもあってそれらの劣化気味だったヤジャンボにとって、この措置は採用理由が一つ増えたことになる。
・役割対象の増加
ランドの出禁で代替の地面としてガブ、ドリュが増えたこと、理由は不明だが完封できるナットが増えたことなど環境に恵まれている。
ダイマックスの禁止
草は威力の伸びが微妙、毒は変わらず、闘はむしろ下がる、唯一伸びの良い岩は役割破壊がメイン、ゴツメか眼鏡を持つことが多い、と非常にダイマとの相性が悪いため、これも純粋に+である。
またジェットが撃てなくなったため、飛行技の採用率が下がったことも大きい。

マイナス面
・不利な相手の増加
崩しの起点にされかねないマンダダルマ、一切の打点がないガルドなどが増加したのは痛い。

総合的にロジックすれば、ヤジャンボにとってこれ以上ない舞台と言えるだろう。

強い点

・再生力
"ヤ"ドランで感じた方も多いだろうが、手数を消費しない回復ソースは非常に強い。
過労死がほぼ起こらないため、選出、プレイングの自由度が大幅に高まる。
・対ナットレイ性能
卑劣なる悪の権化,宿木の種を無効にでき、鉢巻ジャイロだろうが余裕、気合玉完備とヤメルゴンに並ぶ対ナットレイ性能がある。
その他の役割範囲的にも、野菜ヤンギ辺りとの補完に優れており、それらの立ち回りや技が窮屈にならずに済む。
・何より意表がつける
110の割にC特化フルアタなどまず読まれない。
故に宿木読みの行動を強く誘い、そこにリフストや気合玉が良く刺さる。
ネタっぽく書いたが、相手の行動が読み易くなるのは明確な強みであり、それで少しでも勝率が上がるなら御の字だろう。

弱い点

・低い崩し性能
一致130持ちではあるが、C110の単タイプではヤケモンの中では低火力である。
技範囲は優秀だが、草のサブとして最重要の岩は、威力のせいで碌な火力が出ない。
但しこれはゴツメ時の感想であり、神器を回せば問題とするほどではないだろう。
・ギリギリの耐久
何度か書いたが耐久がカツカツであり、ラオス受けは一切安定しない。
とはいえこれも格闘などを数値受けするなら、の話であり、素直に耐性受けする分には高耐久の部類である。
・弱点の多さ
草タイプの宿命である。(むしろこれを克服しているナットレイがおかしい)
高い物理耐久のお陰で余裕はあるが、役割破壊を受け易く、SとDの低さもあって、不利な相手にはとことん弱い。
全てのヤケモンに言えることではあるが、脳死で選出して強いポケモンではない。


以上です。
最後まで読んで下さり、ありがとうございます。